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独立すると精神的ボラティリティが大きくなる

独立すると「精神的ボラティリティ」が大きくなります。

 

 

まず「ボラティリティ」とは金融の用語で

「価格の変動性」のことです。

 

 

「ボラティリティが大きい」とは

価格が上がったり下がったりの幅が

激しくなる可能性が高いものことを言い

 

「ボラティリティが小さい」とは

価格の変化が少ない

(上がりも下がりもそんなにしない)

ということです。

 

独立すると

喜びも悲しみも

変化の幅が大きくなる

可能性が高いということです。

 

 

まず私達トレーナーという仕事は

お客様から直接感謝を

伝えてもらえる機会の多い

とても恵まれた仕事です。

 

これが独立すると

益々この喜びが

大きくなる可能性が高まります!

 

自分がお金も勇気も出してたジムに

来てもらえて

 

成果を感じて喜びの声を

直接頂けるのですから

 

嬉しくて思わずウルっと

きてしまうことも

全国のジム経営者の方なら

少なからずあるでしょう。

 

私は何度もあります!

 

 

しかし独立すると

凹んだり、ショックを受ける幅も

大きくなる可能性があります。

 

組織の一員として

自分しか指導していない状況で

お客様の期待に沿えずに退会されたら

もちろん落ち込みますが

 

それが独立して

自分が立ち上げたジムで

 

お客様が望む結果を得られずに

退会してしまったら責任を更に感じます。

 

またコミュニケーション不足や

意見の食い違いによって

退会されることを経験すると

 

自分のみに責任があることが

明確ですので

それはそれは落ち込みます。

 

 

このように独立すると喜びもショックも

大きくなるので精神的にも

ボラティリティ(変動性)が大きくなります。

 

 

更にスタッフを雇用すると

精神的なボラティリティが

更に大きくなります。

 

 

スタッフと共に力を合わせて

試行錯誤していった結果

お客様に貢献できた時の喜びの大きさ

 

スタッフの成長を実感し

そのスタッフがお客様から

感謝されている様子を見る

幸福感の大きさ

 

などなど

喜びや遣り甲斐の大きさは

一人運営の時よりも

大きくなる可能性が高いです。

 

 

一方スタッフを雇用すると

凹んだり、ショックも

大きくなる可能性が高まります。

 

 

良かれと思ってしていたサポートが

スタッフの心に届いておらず

むしろ嫌がられていた時の虚しさ

 

 

希望に満ちて入社した社員が

様々なすれ違いなどで

退社してしまう時のショックの大きさ

 

などなど凹む方も大きくなるので

 

スタッフを雇用すると

さらに精神的ボラティリティが大きくなります。

 

会社員で管理職の方なら

同僚や部下が退職した際のショックは

経験していると思いますが

 

独立後は全責任が自分にあるので

精神的なえぐられ方が違います・笑

 

 

人生観や職業観

能力の適性、置かれている状況などは

皆さん様々なので

 

どんな働き方がいいかは

人それぞれです。

 

ちなみに2021年の総務省が集計した

「労働力調査」では社員などとして

雇用されている人が89.6%で

独立するのは約1割なので

 

そもそも独立するのは

少数派でしょうが

 

今日の内容を読んで

 

『独立すると面白そうやん!』

 

『スタッフ雇用したら

ワクワクが大きくなるわぁ!』

 

なんて思うトレーナーの方がいたら

「スモールジム開業」という選択肢を

頭に入れておいていただくといいと思います

 

https://www.smallgym.jp/contact/