ジムに来る人、去ってしまう人

 

スモールジム代表取締役の辰田です。

 

スモールジムにとって毎月10日は店舗の変更や退会など諸々の手続きの締め日です。

 

そこでお客さまの情報を整理してどんなことがお客さまの中で起きているのか?そんなことを想像します。

 

大げさですが様々な人の「人生の選択」を垣間見ることになります。

 

今月の金沢2店舗の退会数は1名です。

 

よくある退会の理由については

 

引越し、転勤、介護、仕事をはじめる、

 

などなど様々。

 

ジムに来る人、来なくなる人、理由も様々。

 

スタッフ一同、できる限りその方々の気持ちに寄り添い対応をしていますが、当然限界もあります。

 

その方の望む成果を出して、心の距離を縮め、定期的な運動の習慣化への理解を深めること、など定着の要素は様々あり王道のようなものがありますが、残念ながら万能薬はなく全てを解決できるわけではありません。

 

限られた時間と財布の中身。それを自分にとってより意味のあることに使おう。かつての時代よりもよりそれが加速しているように感じます。当然ながらスモールジムもその選択の中のひとつになっています。月会費はおおよそ一万円です。金額だけ見れば決して安い額ではありません。

 

それぞれの価値観のもと、ジムから離れる人、続ける人、始める人、がいます。

 

個人の価値観は常に変化がしており、いつの間にかかつての時代のように一定のパターン化で識別することができなくなっています。機能的価値と情緒的価値という単純な掛け算だけではない第三極が求められています。

 

それが施設なのか、コミュニティーなのか、トレーナーとの相性なのか、人それぞれに答えがあります。

 

人によって答えが違うのであれば全てを満たすことは難しいでしょう。

 

ジムのニーズに対して「いろいろあるけど、これが欲しい」と思ってもらえるように頭を使ってスピードを持って工夫しなければならないですね。

 

この努力の方向を見誤ると大変です。現場からも、スタッフからも、お客さまからも情報収集を欠かさないようにしながら考えて判断せねば。

 

課題は尽きない。楽しいですね。

 

店舗にじっくり腰を据えて時間を過ごしているといろんな話を聞けます。

 

久しぶりに会ったね。

 

スモールジム増えてるね。

 

太ったんだけどどしたらいいかね?

 

などなど、お客さまとの会話は尽きません。

 

長くひとつのお店に通ってもらうためには、

 

パーパス、ビジネスモデル、オペレーション、トレーナー、コミュニティー、

 

これらが伸びしろも含めていい具合でブレンドされている必要があります。

 

決して簡単な仕事ではありません。挑戦しがいがあります。

 

それではまた来週。