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ゼロか100かでなく目的達成の為に考え続けよう!

「ルールを決めてくれないと

お客様への対応ができないので

決めてください」

とスタッフに言われることがありますが

大型フィットネスクラブ勤務時代から

私はどうも馴染めません。

 

もちろん私も会社組織で

トレーナーチームとして

お客様への指導をしているので

 

ルールが全く無いと

無法地帯、サービス提供レベルの格差が

生じて、お客様にも働くスタッフにとっても

良くないことは認識しています。

 

何千人も会員様がいたり、無人ジムでしたら

ルールを明確に決めないと

オペレーションが成り立たないでしょう。

 

しかし特に私達のような、お客様が数十~数百人の

小規模ジムではルールでバッサリ切り捨てるのは

「なんかちゃうんだよなぁ」と感じるのです。

 

「ルールを決めてください!」

というスタッフと話していると

「そうしないと困るんです」

なんて気持ちが透けて見える

ように感じます。

 

そりゃそういう面もありますが

「お客様のハッピーの為に

現状でどう対応できるか?」と

痩せ我慢でも(!)

まずは考えて欲しいです。

 

「ルールはこうですが

現状を鑑みて社内で検討する時間を

いただきたいです」

と一度持ち帰って検討する姿勢や

 

ゼロか100だけでなく

63対37の解決策を

探るために会議で

スタッフ皆と話し合ったり

 

中長期的視点を持って

3年後には解決したいけど

まず来年はこの位置までもってこよう

なんて時間軸で考えるなどすれば

 

「ルールではっきり決めてください!」

というゼロか100か?だけでない

皆がハッピーになる『解』を

導き出せる可能性が残されているのではないでしょうか。

 

ルールを決めた本来の目的を

「お客様に適切にサービスを提供することを

円滑にするため」」とすると

多くの解決策が色々と浮かぶでしょう。

 

そんなことを考えながら

営業自粛要請が解除された日から

明らかに盛り上がる居酒屋街を

横目に帰宅しながら考えました。

 

政府がOKっていうから飲みに行く

ってのもゼロか100かって

感じがするんです。

 

本来の目的を達成するために情報を集め

自らの頭で今考えられる最善であろう選択をする

その責任はしっかり受け止める

そういった繰り返しがジム運営を継続させる上で

 

勘所ではないでしょうか。