目の前の壁を乗り越える方法

 

理事の辰田です。

 

本日はコロナ禍の今だからこそ読んでおきたいおすすめ本の紹介をしたいと思います。

 

今とても努力しているけど上手くいかない人、コロナ禍で大なり小なりダメージを受けた人達に読んでみてほしいと思います。

 

僕自身も過去この本にお世話になったり、人からのお悩み相談を受ける時にさも自分の言葉かのように語っています。

 

自然にその言葉たちが出てくるということはパクリというより「身についた」ということにしておきましょう(笑)

 

さて、紹介するのは

 

ジョージレナード著、達人のサイエンス

 

です。

 

有名な本らしいです。僕は知りませんでした。皆さんもご存じかもしれませんが個人的な主観のもと、ザックリと僕の琴線に触れた部分を説明します。

 

様々な分野にいる「達人」と呼ばれる人々の内面に迫った内容で、少し難しい言い回しが散見されるので読みにくいと感じるかもしれませんが、読み進めるうちにむしろその独特の言い回しに引き込まれていく感覚を覚えました。

 

達人として歩む人と挫折してしまう人との違いとは何か?を様々な角度や事例から、武道やスポーツなどフィジカルな比喩を用いて解説されているので、僕たちトレーナーという生業の人間にはスーっと頭に入ってきます。

 

ロジカルすぎたり数理的な難しさが一切ないことも、多くの方から愛される所以かもしれません。

 

「どうしたら楽に達人になれるか」ではなく、「達人になるまでの道のりでぶつかるであろう壁への対処方法や、自分を客観視する心構え」的なものです。

 

「これで君も3日で達人になれる!」的なハウツー本ではありません。(このブログを読むような方はそんなことを期待しているとは思えませんが)

 

何かに挫折した人でも、もう一回頑張ってみようかな!まだできることがあるんじゃないかな!

 

 

と自然と思わせてくれる良書だと思います。

 

で、その中でも「厚い壁の乗り越え方」

 

これには我が意を得たり!でした。

 

大学院に通っていた時、周囲のレベルが本当に高すぎてついて行けない時がありました。上には上がいる。そんなことわかってますが、アウトプット力の違いに呆然と立ち尽くしてしまうほどの差。

 

そんな時、この苦行はいつまで続くのか…こんなことして身につくのか…時間の無駄ではないのか…

 

と、悶々と勉強を続ける日々でした。

 

その部分を著名なトム・ピーターズ氏も著書の中で以下のように紹介しています。

 

引用------------------------------------------------------

最初は順調に吸収していってもいつか必ず壁にあたる。

進歩が止まったどころではなく後退しているとさえ思う。

それは数か月かもしれないし数年間かもしれない。

それでも努力を続けていれば霧が晴れたように目の前の壁は消える。

そしてまさか自分がここまで来れるとは。と思う地点に到達している。

人は人生の大半を厚い壁の前で過ごす。

どう体当たりしてもビクともしない壁の前で死にたくなることもあるかもしれない。

しかし人は、その壁の前で本当の力をつけていく。

あがくよりもそれを楽しめ。

------------------------------------------------------以上

 

僕は人生が集約されているなーと思いました。

 

壁が目の前に現れる度にこの言葉を思い出して楽しく奮起しています♪

 

それではまた来週。