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「中庸的概念」と「機能解剖学」

 

こんにちは。代表理事の遠藤です。

 

まずはご案内。

 

私の理事ブログは来週が最終回になります。

 

詳細は来週に記載しますが、スモールジム協会に新たな理事が参画されるからです。

 

私は自分のブログでの情報発信に専念します。

※とはいえ、同じ内容をアップしていたのでやることは変わりませんが。

 

さて、一昨日の理事ブログで辰田さんが以下のように書かれていました。

 

「全てを『ゼロかイチか』という対立軸だけで見ていると発想を小さくします。二項対立になってしまうと、違う観点が見えなくなってしまいます」

 

まったくそのとおりですね。

 

が、こういう自称専門家、健康家が実に多い。

 

「欧米食か日本食か」

 

「肉か魚か」

 

「白米か玄米か」

 

「ビーガンは善か悪か」

 

「〇〇は身体にいいか悪いか」

 

実にバカバカしい。

 

「ゼロかイチか」とか「二項対立」というのは物事の片側しか見えていないということです。

 

これを「偏っている」というのです。

 

「白黒をはっきりさせたがる」なんていうのも同じです。

 

「白と黒」というのは両極ですから。

 

物事にはその中間に「灰色の部分」があるのです。

 

私がやたらと栄養に細かいトレーナー(?)を評価しないのは、栄養には個体差があるからです。

 

なんと言っても、ヒトの体内にはタンパク質だけでも約10万種類が存在しているといわれています。

 

口に入れたものが体内でどう作用しているかなんて絶対にわからない。

 

絶対にです。

 

だから私たちは必要とされる栄養素を必要な量だけ食べるしかない。

 

これ以上でも以下でもない。

 

七大栄養素を基本通りに摂取する以外にやることはないのです。

 

対する機能解剖学は違います。

 

人間の骨格等はほぼ一定です。

 

だから「こうすればこうなる」というのがはっきりしています。

 

それが昨日の理事ブログに大岩さんが書かれていた「奇跡ではなく偶然でもなく必然の効果である」ということです。

 

であれば、トレーナーがどのような能力を身につけていくべきかの方向性ははっきりしているでしょう。

 

スモールジム協会は「トレーナーの定義」をはっきりと打ち出していきます。

 

トレーナーと健康家の違いをはっきりさせる必要があります。

 

その境目は「中庸的概念」と「機能解剖学」にあります。

 

そのことを辰田さんと大岩さんが明確に示してくれたと思います。