理事の辰田です。
スモールジムLIFE STORYの2号店のハードがほぼ仕上がりました。
そして、本日より体験会がスタートしました。体験会の集客状況もwithコロナ時代としては今のところはグッドです。
どんな時代背景があっても人間は身体が基本です。
それを正しく、効率的な状態を維持させていきたいという層は常に一定数の方がいます。
その方々をどこに誘導していけるかはフィットネス事業者次第だと感じます。
この数年間、総合業態をはじめとして、フィットネス業界の既存プレイヤーが取り組んできたサービスがなかなか機能しなくなってきていました。
今回のコロナ禍でさらにそれに追い打ちをかけられたようにその傾向が顕著になっているようです。
かつてと同じようなやり方では顧客にとっては魅力を感じることができず、会員数は逓減する。
スモールジムに来られる方々から、それを感じとれることがよくあります。
フィットネス業界にとっても過去にないほど不確実性が高いと言える現在。
かつて、総合型を出店する際は分析や学習で成功確率が測定可能でした。
今は全く予測できません。
というか、総合型を出店するプレイヤーはしばらく現れないでしょう。
但し、契約上すでに進行してしまっている案件を除いて。
コロナ禍前に契約した案件は建築コストダウンなどは多少の軌道修正はできたとしても根本的な基本設計から変更することは不可能です。
対象プレイヤーはこの時代にどう集めるかに苦心していることでしょう。成功を祈るばかりです。
話を戻して、これからの事は計測不可能だけど対処は必要です。
どう対処するか?
誰もが悩ましく思ってます。
しかし、歴史を遡るとどんな時代にも市場を創造する起業家やイノベーターは現実に存在してきました。
(歴史に残るような実業家の方が多いので参考になるかは別として)
そのような方々が苦難の時代にどんな意思決定をして新たな知見をもたらしたのだろうか?と最近はよく考えます。
どう考えても「正解はない」ので一生懸命に考えた結果、ある程度割り切ってこれまでの自分の主観や感性を一番に大切にして行動していたのでしょう。おそらく。違っていたらすみません。
周囲や世論ではなく、自分が「これだ」と思ったことをとことんやって前進して、苦労や困難ですら前進を続けることでそれをチャンスに変換させていく確率を時間軸の中で徐々に高め続けたその結果なのではないかと勝手に解釈しています。
僕自身は考えている時間より、何らかのアクションを起こす時間の方がよほど学びになっています。
スモールジムLIFE STORYの2号店出店もそう。こんな時期なので普通に考えたら出店はリスクでしかありません。
けど、出した結論は「GO」です。
withコロナの時代です。どう考えても簡単には元に戻らない。僕が大好きな大前研一さんも少なくとも2年は回復しないと見込んでいるそうです。
そんなに待てないよ。。湧き上がる意欲と機会に2年もフタをしていたら、そんな気持ちは消えてしまうだろう。
だったら誰よりも早く行動しよう。出店しよう。という意思決定でした。
これが6月末です。で、今は7月末。1ヶ月もあればジムを増やせます。たった1ヶ月で自分の環境を全て変えることができます。
行動してから課題を特定して、その課題を解決するには?と考えて動いた方がどう考えても合理的です。
いくら考えても何も生みません。
けど、自分の中でほんの少し前に進むことはできるしそれも大切だと思いますが、それは外から見たら「全く同じ」です。
まずは行動していくことでいろんな人とつながりができてきて、自分にできることが増えてきて、その内容も客観的に把握できるようになっていくと自分の事業の形や型が段々とできあがっていきます。
そして、その土台には勇気と信念をもって提供価値を絞り込み、粘り強くそれを他にはない価値にまで育てていこうとする姿勢や人生観や周囲の環境や何よりも行動そのものが、これからはとても大事になると思っています。
それではまた来週。