理事の才木玲子です。
今週も私の小さな町の小さなスタジオ・ジムに、「フィットネス実践元気-ing」の方々が朝早くからソーシャルディスタンスを保ち、
並んで開店を待って下さっていました。
新コロナ禍対策として徹底除菌・清掃・換気・3密回避以外に、完全予約制、少人数制にしました。
これまでは、自由に入れて自由に滞在してという従来通りのやり方でしたが、コロナ禍をきっかけにいろいろと適応し変えた事がたくさんあります。
滞在時間をできるだけ減らし、効率的に安心してトレーニングやレッスンを受けてもらうために時間調整を行いました。
各グループの入退出の入れ替り時間の間隔を大幅に空けて、余裕をもってお見送りとお迎えができるように開店を1時間早めました。
8時半頃には数人の方がお待ちになっていらっしゃいます。はじめはご不満の声もありましたが、徐々に皆様が余裕をもって予約時間に来られ、トレーニングを集中して行い、自分にとって必要なレッスンを選んで入られるようになりました。
結果、運動効果がこれまで以上に出始めたのです。気づいたら動きが軽くなり、肩や腰の痛みが軽減された、体脂肪が減って驚いた・・・などなど、確実に継続する事で効果も出やすくなってきたのだと思います。
また時間も効率的に使えるので自由な時間も増えて早朝の開店は喜んでいただけているみたいです。しかし、まだ医療従事者や学校関係、会社員の方など夜に利用される方々の復帰がまだまだなので、夜の営業時間を早めに終わるように切り換えました。
こうした半ば強制的な力が加わったことで、様々な変化がありましたが、それは悪いことではなく、チャンス、きっかけになり良いこともたくさん増えたのです。
「まず、そんなの無理だ」と思っていたことが、実は思い切ってやればできた、「普通、そんなこと考えられない。」という「普通呪縛」から解放され、たくさんの可能性を見つけることができているということ・・・。
普通という常識にとらわれずに、今、なにが必要とされて、そのためにはどうすればいいのかを優先に考えると、道は開けていき、未知に向かうことができます。
やってみなけりゃわからない、のです。全国には同じ様にもっともっと工夫して改善しているジムやスタジオがあると思います。
世界がコロナ禍で狭くなったのではなく、狭くなっているのは、自分の心や考え方かもしれませんね。
未知の道は、思考と行動によってどんどん拡がるものだと思います。
みなさん、いっしょにがんばっていきましょう。