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ロコモ度テストの追加事項から

 

本ブログをお読みの皆さまこんにちは!理事の神谷です。

 

ここ1週間の東京は、後半は台風の影響もあって雨が多く、肌寒い日が続きました。

 

皆様がお住まいの地域はいかがでしょうか。

 

台風の影響や寒暖の変化は、四季の移り変わりの中で毎年経験することですが、こういう時にこそ体調管理、身体管理を日常的に行っているかどうかが試されているような気がしています。

 

さて、過日、日本整形外科学会より「ロコモ度を判定する「臨床判断値」に「ロコモ度3」を追加」というプレスリリースがありました。

 

プレスリリースには、ロコモは要介護になる原因の第一位であり、40代以上の日本人の4590万人が該当するともありました。

 

人口の約3分の1はロコモ疑い?ということにもなりますが、なかなかの規模ではあります。

 

こう言った検査やそれを判定する基準値は、日夜研究が進み、症例数が積み重なることでその精度を増していきます。

 

今回、追加された「ロコモ度3」は、よりロコモが進行し、社会参加に支障をきたしている状態と定義されました。

 

私達トレーナー、健康指導者はロコモにならない人を増やすことが役割の一つと言えるでしょう。

 

つまり予防ですね。

 

もちろん、基準値的に該当する人の改善のための指導も重要です。

 

こう言ったテストと基準値について、私の立場から大事なこととして考えているのは、基準値の該当非該当を判別して一喜一憂するのではなく、予防的な取り組みを習慣づけられるかどうかにかかっているということです。

 

該当するかどうかは、テストをしてみて基準と照らし合わせて結果がどうかを見れば分かります。

 

しかしそれだけでは予防することには不足しています。

 

評価は、その結果から今後何をすべきかを選択するためにとても大切です。

 

評価したことに対して、その先にやるべきことや見据えるべきことをしっかりと提示して指導して予防することを習慣づけられるかどうかが、健康指導に携わるものとしての技量が試されているところなのではないかなと思う訳です。

 

現状の把握と動機づけの一つのきっかけとしてロコモ度テストを活用し、より良い体づくりを目指すためのモチベーションにつなげていけるかどうか。

 

面白みがあり大変なことでもあり、力量が問われるところでもあるのかなと思っています。

 

これを実現するには、ご自身の指導が行き渡る規模の環境を準備することも大切です。

 

読者の皆さんの指導で救われる人が、一人、また一人と増えていくような取り組みを一緒にしていきたいと思っています。

 

ロコモ不安を解消して、自分の足で元気に歩き回れる人を増やしたい。

 

さあ、一緒に取り組んでいきましょう。