本ブログをお読みの皆様、こんにちは!理事の神谷です。
秋が深まり、確実に季節は冬に向かっていることを感じます。
私は例年ですと、この時期は「甲州フルーツマラソン」に仲間と出場するのが季節の楽しみの一つですが、このコロナ禍で今年は中止となってしまいました。
セルフで行こうかと思案中です(笑)
さて、フレイルとは「高齢期において生理的予備能が低下してストレスに対する脆弱性が亢進し、不健康を引き起こしやすい状態」と定義されています。
フレイルを有する高齢者は、その後転倒したり、ADL自立度の低下などが起こり健康を阻害されやすい状態になると言えそうです。
結果入院や生存率の低下などのリスクが高くなるとされています。
フレイルを予防することは健康寿命の延伸や、医療介護に関する社会と家族の負担軽減につながる可能性があります。
ロコモ(ロコモティブシンドローム)との違いは、ロコモは運動器の機能低下による様々な状態を含み、すでに運動器疾患に罹患している場合や、そのために要介護状態になっている場合も含まれています。
近しい概念ですが、定義の範囲がフレイルの方が広範な要素を含んでいるとされています。
病気や体力の低下を予防するためには、体が持つ各種の機能を強化する方向に、行動を少しずつ積み重ねていくことが大事だと思います。
運動器の機能低下だけではなくて、健康を阻害する要因全体を捉えてその対策を行う必要がありますね。
そのため、運動だけ行っていても防げないかもしれません。
不可欠な、必須な栄養素を必要な分だけ摂ること、身体に係る余計な負担を減らすこと、良好な睡眠、休息をとることの基本が大事です。
それに加えて、人や社会との関係性を保ち、相手の役に立つことなど、大きな人の流れの中で孤独を感じるよりも、小さなコミュニティの中で自分の存在意義を確認できることは、生きがいを保ち続けるために大切な基本と言えるでしょう。
参加者同士の関係性も徐々に良くなるような仕掛けがしやすいスモールな事業は、このようなことにも貢献するチャンスがありそうです。
こうやって考えてみると、貢献の幅や可能性の拡がりを感じます。
皆さんの適切な指導によって助かる方々が、それぞれの地域で待っています。
一緒に始めましょう!