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人生は学びの繰り返し

 

理事の才木です。日増しに寒くなってきましたね。

 

最近、とくに感じるのが「勉強する」ということは、毎日の食事のようなものだな、と。

 

美味しく満足して食べてお腹いっぱいになり、もう十分!、エネルギーもたくさん蓄え身体中が温かくなり、元気になりますが、

しばらくすると、お腹がすいてきます。運動もなにもしないで、寝ているだけでもお腹は空くものです。

 

同じように、試験に合格するため、資格を取得するために猛勉強して晴れて合格、満足(満腹)して能力(エネルギー)も蓄えたとしても、月日が経つと、あれっ?どうだったかな?などとちょっとあやふやになることや経験だけに頼ってしまい、頻繁に行っている事以外は少々縁遠くなってしまいます。

 

いくら資格の更新手続きだけしていても、肝心の知識や能力はなにもしないでいるとだんだん空腹状態のように枯渇し、エネルギーも発揮できない貧弱なものになってしまいます。

 

ましてや人に対して「指導する」「役に立つ」などを行う以上、知識や能力は常に栄養を補給した状態であるのが当然で、

風化し酸化し始めたものを使ってはいけないのです。

 

生きるためには食べることが必要不可欠な事と同じように、指導する立場にある者は「学び」を常にブラッシュアップすることが

必要不可欠だということです。

 

今の知識で十分日常業務をやっていけるし、放っておいてもなんら困ることがないという人もいらっしゃるかもしれません。が、これは、トレーナーやインストラクターの道義心にもかかわることです。

 

なぜなら、私たちの仕事は「生もの」だから、常に現状を把握し、原理原則に基づいて、それに適応するものを提供していかなくてはなりません。

 

 巷には、数えきれないほどの専門家がいますが、過去に冷凍した知識や技術だけで指導される人達が増えないように、自身も含めて

学びの大切さを忘れないようにしようと思っています。

 

学びなおしは、新しく知ることよりも、より新鮮により深く学ぶことができます。

 

価値あるものを提供したければ、価値あるものに時間も労力もお金も投資しなくてはならないのです。

 

人生は学びの繰り返し、満腹で満足していてはすぐにエネルギーはなくなっていくのです。

 

繰り返しによって生まれるパワー、ここでも、習慣の大事さを痛感しますね。

 

私たちは運動習慣を伝えるだけでなく、自分たちが学びの習慣を持ち続けていくことも忘れないでいたいものです。