理事の辰田です。
先日、阪神タイガースの藤川球児が引退しましたね。僕は野球に詳しくないですが藤川球児さんは名前のインパクトと火の玉ストレートが有名だったため、なんとなく好感を持っていた選手でした。
とっても良い表情は「後悔は全くない」と語られていました。きっと本当に後悔なく全力を出し切ったのでしょう。
本当に理想的な引退ですね。その笑顔がとっても印象的でした。
ビジネスにおいても潮時や限界はあります。永続的な繁栄というのはとても難しいのが現実でしょう。
僕たちもどこかで力尽きるかもしれないし、ある日突然終わりを迎えるかもしれません。明日のことはわかりません。もちろんそうはならないという前提で毎日毎日行動を重ねているので、明日突然終わるという感触は正直ないですがそのような事態は本当に避けたいところです。
いつ何が起こってもいいように盤石の体制を整えている経営者はどれくらいいるでしょうか。大企業以外は正直そんなにいないと思います。
仮に経営者にもしもの時が起きた時に生き残れる可能性があるのは以下のような組織だと僕は思います。
・スタッフ同士の交流の頻度と性質がいい、偏りのない組織
・外部と積極的に関わろうとする、内向きではない組織
・個人の能力の高さ云々よりも、個人の得手不得手が共有できている組織
このような「人のつながり」を大切にしている組織であれば、大きな難局を迎えても力を合わせて役割分担して進捗を共有してなんとか乗り越えられそうな気がしませんか?
このような相互信頼は近年ソーシャルキャピタルともいわれており、ヒト・モノ・カネ・情報に並ぶ経営資源と徐々に考えられるようになってきました。実際にそうなっている会社はまだまだ一部だと思いますが。
現在、コロナの影響で職を失った人が日本だけで7万人以上になっています。業績低下という非常事態時には特に上記のような考え方がより大切になり、難局を乗り切れるかどうかを分けるかもしれません。
こんな時だからこそ殺伐としてしまうのではなく、団結できるチームでありたいと強く思います。
しかし相互信頼を仕事の中で醸成するのは簡単ではありません。みんな同じではないから。
それが大切である、それが当社の文化である、とトップが言い続けて実践していればいつかそう思わない人は淘汰されて実現できるはず。きれいごとかもしれないですがそんな経営者が増えるとおもしろい世の中になりそうです。
僕はそんな会社を作ります。それではまた来週。