本ブログをお読みの皆様こんにちは!理事の神谷です。
例年よりも暖かい冬?と私は感じていますが、皆様がお住まいの地域はいかがでしょうか?
新型コロナの第3波があり、人の行動が三度制限され始めました。
個人レベルですべきことは、基本的な感染対策はあるとしてご自身の身体を良好に保つための適切な管理です。
さて、その中で大事なことの一つの循環器があります。
人間の身体には血液があり、そこには酸素や栄養をはじめとする様々な物質が存在し、身体のあちこちでそれぞれの働きをしています。
運ばれた酸素は細胞でガス交換を行い、心臓を戻り肺へ。
血液を集め送り出す心臓、血液を流す血管と言った器官、老廃物の回収を果たすリンパ管は循環器と呼ばれています。
この辺りは学生時代に生理学の授業でも十分に学ぶところですね。
循環器の機能が低下するとどうなるか?
血液が行き渡らず、細胞は栄養や酸素を受け取りにくくなり、身体の老化が進むことになります。
心臓と血管を元気にしておくことは、元気な体を維持するためにとても大切なことなんですね。
循環器のことを学ぶとある言葉を目にする機会があります。
「人は血管と共に老いる」(ウイリアム・オスラー博士、内科医)
どこの血管からどのように老いていくのか。
また血管が老いるとはどういうことなのか。
血管にはご存知の通り動脈・静脈・毛細血管と3つに大別されます。
特に問題になるのは動脈に起こる「動脈硬化」です。
これがいわゆる血管の老化と言われているものです。
一般に、動脈硬化とは動脈血管の内側にある内皮細胞とよばれるところが傷害されるところから始まるとされています。
いわゆるアテローム性動脈硬化と言われるものです。
※もう一つ、Arterial Stiffnessというものもありますが、これは長編になる可能性が高いのでまた別の機会にしますね。
アテローム性動脈硬化症は、血糖が高い状態が続いたり、血圧が高い状態が続いたりすることで起こりやすくなると言われており、血管が曲がっていたりして血液の流れがよどんでしまうところでその危険が高くなるとされています。
動脈硬化の危険因子は皆様にとってはすでにご存知かと思います。
生活習慣病を予防して、運動、栄養、休養が過不足ないこと、ストレスとうまく付き合い抱えず楽しく生きることが大切です。
日常の身体管理とほぼ同じですね。
良好な体づくり、身体管理を指導していくことを通じて、こう言ったことで悩む方を減らしていけると良いなあと強く思います。
血管や血流の話の続きはまた次の機会をお楽しみに!