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基礎と応用

 

 

本ブログをお読みくださっている皆様こんにちは!

 

理事の神谷です。

 

全国的に新型コロナの検査陽性者数が増え、身体管理の重要性が益々高まるこの頃ですが、皆様の体調はいかがでしょうか。

 

今日は少しだけ私の今に至る経験談の一部をお伝えします。

 

かくいう私も現職に入職した当初、医師の先生方との会話が成立せず結構苦労した思い出があります。

 

私が働く現場は医療の中の一部なので、当然医療医学に関することを話す機会が多くなりますが、そもそも先生やコメディカルのスタッフの皆さんが話している言葉の単語が分からないということはよく経験しました。

 

私は元来負けず嫌いなので、そういうことを経験するととにかく調べたい知りたい欲求が大きくなります。

 

「次はその会話についていきたい」という感じです。

 

衝撃だった思い出の一つは、私達の現場のエビデンス作りのために研究のサポートいただいていた医学部教授との打ち合わせの際です。

 

英語の医学論文を4編ほど渡されて、「次回、輪読会やるから訳してきてね~」・・・(;゚Д゚)

 

英語の成績が良くもなく悪くも無かった私としては、まさか医学英語の論文を訳すことになるなんて・・・。

 

しかもそのころは立ち上げの仕事をしながらだったので、家に帰って英語辞書を引いたりネットから検索したりして、とにかく英語を訳していくのですが一向に進みません。

 

リミットに至る最後の一週間は睡眠時間を相当削った記憶があります。

 

改めてたどたどしい和訳を読んでみると、そこには循環器の基礎が書いてありました。

 

忘れもしません。

 

教授は私の基礎のなさを察知して、「これくらいのことは訳して覚えてこないと話にならん」というメッセージだったのでしょう。

 

この一連を通じて体の仕組みを覚えることの大切さを身に染みて実感するのでした。

 

教訓として、何事にも通じることかもしれませんが、基礎を習得すれば応用が利くようになります。

 

以前の、駆け出しのころの私はトレーニングの「○○法」とか「痩せ方」とか「○○社のマシンが良いとか悪いとか」と言ったことばかりに目を向けていましたが、このことを通じて自分に体に関する基礎のなさを知ることになります。

 

これ以外にも基礎のなさを実感する機会は山ほどありますが、それはまたどこかで。

 

お客様の身体を良くすることに貢献しようと思ったら、その体のことを基礎から知ることでその質が良くなっていくことでしょう。

 

今まで皆さまが培っている土台をさらに強固にして、より一層の良質な貢献を一緒に行って行けると良いですね。

 

このご時世では大勢の方を一度に相手にする機会は相当難しいですが、小さく分けて指導できるスモール業態は、自らが知り得た「相手のためになること」をしっかりと伝え、貢献することが可能です。

 

一緒にやってみませんか?