本ブログをお読みの皆さんこんにちは!理事の神谷です。
この週末の東京西多摩地域は日差しも暖かく、春が近づいてきている感じがします。
さて、今日は高血圧の予防についてのお話しです。
厚生労働省から出されている「患者調査の概況(平成29年)」の情報によれば、
罹患者数としては高血圧性疾患は
男性431万人、女性564万人、合計993万人とされています。
日本の人口をざっくり1億2000万人だとして、1/12が高血圧によって受療していることになります。
また各種の研究やガイドラインを見ると、無自覚な方を含めると国民の約1/3に当たる人が
罹患しているという推計も出ていて、国民病と言われつつあります。
高血圧は放っておくと血管へのダメージを蓄積させ、脳や心臓の血管の病気に対する
最大の危険因子という指摘もあります。
先般、発表されている国民健康栄養調査の血圧に関する状況の部分では、
20歳以上の平均値の年次推移は徐々に低下しつつあるようですが、
一方で、加齢に伴って特に収縮期血圧は上昇していくことが言われていますので、
血圧が慢性的に上昇しないようにするための予防策は、
いつから始めても意味のあることだと思います。
では、その「予防方法」の指導はどこに通えば、どこに聞けば良いのか。
これはジャストミートできるところがあまりありません。
あくまでも「予防」なので、「ならないようにするための取り組み」を指導します。
高血圧の「改善」は医師の先生の指導をきちんと仰ぐ必要があります。
では予防のために必要なことはどのようなことなのか。
私達に出来ることは生活習慣の修正に貢献することです。
習慣が原因で起こりうるので、その習慣を良くするということです。
となると運動指導だけに偏るのではなく、栄養や休養を含めた
生活全般にアプローチする必要があります。
私達の現場ではその部分をしっかりとやっていきたいと思っています。
私たちが運営するスモール業態のメディカルフィットネスセンターくすのきでは、
運動を含めた実践的な指導をスクール制で受けられるようにしています。
スタッフのみんなの尽力とこれまでに培っている経験もあり、生活習慣病対策のクラスは人気があります。
気になっている人が潜在的にも多いのでしょうね。
スモールの拡がりとともに、高血圧の予防にも貢献できたらいいなあ・・・。
と物思いにふける週末でした。