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あおり情報もあおり運転もなんのメリットもないのに。

 

みなさん、こんにちは。理事の才木です。

 

今週は実り多き1週間だったでしょうか?それとも、不完全燃焼でしたか? 私は、実り多きまではいきませんでしたが、手ごたえを感じることができる週でした。

 

さて、景気のいい話、景気の悪い話、同じコロナ禍なのに正反対の状況が同時に存在し続けているこの世の中には、テレビ番組の特集で景気の良い話が紹介されると、見た人は「そうなんだ」と思い、逆に悪い内容の情報ばかりを流されると「そうなんだー」と信じ込み、実際自分はどうなんだ?と問われると具体的には正確な状況も判断できず、世間の情報に惑わされて「参った、参った、困った、困った…」といいながら、あまり困ってる風でもなく、のほほんと過ごしている人も大勢います。

 

新聞、テレビ、週刊誌、雑誌、ワイドショー、SNSなどからの情報、ツイッターなどの短絡的な書き込みによる情報なども、毎日毎日押し寄せてくる波のように人達の耳や目に刷り込まれていきます。

 

あおるだけ煽って適切な対処や方針や対策などは後手後手でほとんど役に立つものではありません。そして、流しっぱなしの情報がまだ終わらぬままに次の波、新(?)情報が流れてきます。

 

いわゆる情報弱者といわれる人は、だんだんその気になってしまい極端な行動に出てしまいます。先が見通せないことも不安要素のひとつだと思いますが、一部の情報が全部の情報になっていく傾向にあるのです。

 

まさしく、木を見て森を見ず、といった状態です。

 

受け取る側は自分の周囲の状況や環境に照らし合わせて、どこをどのように工夫して対策するか、なにをして何をやらないかなども見極めて判断していかないと翻弄される日々がまだまだ続いていくのではと危惧します。

 

身体に関する健康情報に関しても同じように、健康に良いといわれるモノが巷で紹介されると、一気にドラッグストアで売れ始め、サプリメントなど見向きもしなかった人も買いに走るという状況が起きています。

 

なんだろう?これって。

 

昼夜問わずのバラエティー番組や特番の一情報で、人は右にも左にも動いているのは明らかです。

 

そして、この情報が忘れられてしまったり、流れなくなったりしたら、もう買わなくなってしまうのだろうな・・・と思います。

 

このようにあおられてしまう人ばかりではないと思いますが、あおり情報もあおり運転にしても勢いだけは半端ないですが、やっていることは実に一歩先の事さえ考えていない短絡的で反応的なものでなんのメリットもないですね。

 

私達の日々の仕事は、このような「あおり情報」にも揺るがないように地道に丁寧に根気よく、確かな情報を発信し続ける必要があると改めて思いました。