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本は大切な師匠

 

みなさん、こんにちは。理事の才木です。

 

ありきたりの言葉ですが、7月もアッというまに過ぎ、いよいよ夏本番の8月がやってきます。

 

メンバーさんにも毎日しつこいくらいに、水分補給、脱水症状や熱中症のコワさをクラス前後にお伝えし、自己管理を意識していただいています。

 

熱中症で倒れて入院や2,3日寝込んだ経験のある方は、深く何度もうなずいて、絶対に気を抜かずに夏をのりきろうという意志が見えます。もう2度とあの恐ろしい目にはあいたくないといわれます。

 

なった人だからこそ、ささいな感覚もはっきりと記憶に残っているのでしょう。

 

しかし、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とあるように、人は忘れる生き物ですから常に大切な事や重要なことは繰り返し自分自身に落とし込んで無意識の習慣行動になるようにする必要があります。

 

オリンピックを見て、心底感動して、感激して「よしッ、自分もがんばるぞ」と誓いを立てても、オリンピック終了と共に画面からアスリートの姿が消えると、抱いた目標や夢や闘志も忘れがちになるのは凡人にはよくあることです。

 

しかし、その気持ちを絶やさずに、燃やし続けることができればほぼ夢や目標はかなう、といっても過言ではないかもしれません。

 

1859年に発行されたサミュエル・スマイルズの「自助論」は、まさに「天は自ら助くる者を助く」を根本的な教えとしており、

情熱(想い)、積み上げていく行動、克己心などについて記されており、そこかしこでズーンと心に響いてきます。

 

机の上にはいつも見えるように置いていて、時折、自分を奮い起こさせたいときや怠惰の波にのまれそうなときは、パラパラとめくって、

線をたくさん引いているところを読み返すこともあります。

 

160年前の人も同じことを経験し、それが現代人の我々をも導いてくれるというのは、有難いというしかないです。

 

しかし、なんと「論語」はもっともっとはるか遠い遠い時代の書物です。

 

スモールジム協会の遠藤理事はFBL大学でこの「論語」を通して、人生を導く教えを学ぶ時間をくださっています。

 

これからは、ただビジネス力だけではなく、人の道も同時に極めていかなければならない時代だと感じます。

 

仕事だけでなくプライベートでも、すべてにあてはまる「人間力」を高めるためにも、本は大切な師匠です。

 

読書の秋ではないですが、暑い夏でも、「師匠」から学ばないといけないと感じる今日この頃です。