水面下での活動が実を結んでいる会社とそうでもない会社

 

理事の辰田です。

 

一体いつからなのか記憶にないほどフィットネス業界の大型直営施設数(24ジムなど小型や受託施設除く)でトップに君臨し続けていたコナミスポーツさんと、同じくずっとその2位にいたセントラルスポーツさんが大型直営施設数で逆転したようです。

 

僕がこのフィットネス業界に来た時はピープルさんからコナミさんに移行するころだっとと記憶しています。なのでコナミさんが施設数では当時からダントツで比較にもならない規模だと新入社員ながらに感じていたことをよく覚えています。

 

徐々に差が縮まってきていたとはいえ、新コロの影響は計り知れないほど大きかったことでしょう。よく言われていることですが新コロの影響で時間の針が3~5年進んだと言われますが全くその通りだと感じる次第です。

 

そして現在はこの1年の間に水面下で進められていた大きな構造改革がIR情報などで公表されるようになりました。

月日が流れるのは早いです。

 

コナミさんは不採算店舗を中心に1年前から大量閉店しており店舗数は大幅減ですが、その一方でコナミさんの隠れた強みである指定管理施設の受託数は堅調です。結果、直営店舗数を大きく上回る規模に成長しています。昨今は業態の多様化により、一昔前のように直営店舗数が多いかどうかということは全体の一部にすぎず、かつてほどの意味は持たないでしょう。コナミさんは新コロ禍を機にモノサシそのものを変えており、大きく構造改革をして生き残りをかけていることが読み取れます。

 

大手他社さんも大小問わず様々な動きをしているようです。

どれもが成功するわけではないですが、何か行動しないとこれ以上の回復は望めません。

 

皆さまの会社はいかがでしょうか?これまでの1年と現在で何か大きな変化はありましたか。昨年各社がこぞって行った経費削減効果は一巡しています。無駄をそぎ落とすことで捻り出した利益などその一年しか効果はありません。

 

3割ほどの売上ダウンがあるならば、それを作る策を実行するしかありません。ここを耐え凌いでいるいるだけで自然と業績が戻るとは考えにくい。それほど今回の新コロは社会に大きな影響を与えたと思います。

 

来年の今頃は世の中全体がもっと笑っていたいですね。

その為にも僕は全国にスモールジムの輪を広げる活動に力を注ごうと思います。

 

それではまた来週。