こんにちは。理事の才木です。
台風接近中のため強風と大雨の中、お客様がスタジオに来られるには危険と判断し臨時休館としたところです。
さて、先日読んだ新聞記事の見出し”「若いのに偉い」に違和感”という言葉が目に留まりました。
「気候非常事態宣言」を出すよう求める請願書を県議会へ提出する活動を行っている若い世代のグループに参加している高校生の言葉でした。
活動中に大人から何度もかけられた”誉め言葉”に違和感があったというのです。
この若いのに偉い、というのは若い人はまだ未熟なのに、まだ子どもなのに、まだ世間知らずなのに、それでもそんなことを
するのは素晴らしいという意味での誉め言葉で使われたのでしょうが、日常、案外無意識に使われているけれど、大きな勘違いが
あるような気がします。
裏を返せば、ある程度年齢を重ねてたら「できて当然でしょ」「いい年なのにできないの?」と言われてもおかしくないということです。
しかし、やる気ある行動などは実際の年齢で決まるものではなく、いくつになったから急にできるわけでもなく、まだ若いからできないわけでもなく、それはまさにその人自身の行動や思考や情熱の違いから出てくるものだと思います。
90歳を過ぎた超~大人が自分の罪を認められなかったり、逆に10代の人でも世界を救うために行動できたりと、それを裏付ける事例は世の中にたくさんあります。
歳をとればみんな素晴らしい大人になるわけでもなく、みかけは大人でもまったく人格が備わっていない人も多く見かけます。
人は、年齢数だけで生きているのではなく、生きている時間に多くのことを学び、実践し、考え、実行し、失敗し、学び、を繰り返しながら生きているのだと思います。
まさに、人生のSTPDサイクルをどれだけまわしていくかが重要なことだと思います。
それがつまるところ周囲や社会に貢献できるようになるのでしょう。
大人だからできるのでもなく、若いからできない、のではなく、始まりは情熱からでしょう。
それが無いなら若くても老いている状態です。
何かを始めるたいのなら、準備万端よりも情熱万端でやってみることだと思います。