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美味しそうなミルフィーユ

 

みなさん、こんにちは。理事の才木です。

 

今日から10月ですね。秋は誕生月ということもあり、内省を深めたくなる時期でもあります。

 

少しずつ人の出入りや移動も活発になりかけていますが、コロナ感染に関してだけでなく、何においても予防する気持ちは常に持っておく必要があると思います。

 

手放しで安心するのは、ビジネスにおいても同じで、常に動向をうかがいながら「安心」を持続させるということが重要です。

 

安心することで起こる油断や気のゆるみは、根底から物事をくつがえす危険を持っています。積み木崩しのように壊れるときは早いものです。

 

「油断や気のゆるみ」は、言い換えれば「慣れ」ということにもなります。

 

慣れるということは、そこに疑問や創意工夫、挑戦などの行動が起きにくくなるということです。

 

新しさ、あるいは変化を拒み、現状維持を良しとする傾向になると、実は維持ではなく、下降し始めているということを実体験で学びました。

 

いわゆる停滞、衰退の道を辿るということです。

 

慣れるというのは「ラク」ではあります。余計な神経をつかわず、淡々と黙々と従来通り動けばいいのですから。

 

しかし、聞くところによると、ロングランのラーメンやお菓子は商品名もパッケージも全く変わらず、消費者の手元に届けられているようですが、実は、時代や世代に合わせて少しずつ味の変化や食感などを変えているそうです。

 

発売当時のものと全く見かけは変わらなくても、中身は常に進化しているということです。

気づいていないのは消費者側で、いつまでたっても美味しいと思っているけれど、それは提供者側の地道な努力の賜物であるというわけです。もちろん、その進化を察知している消費者も少なくないはずです。ロングランの秘密はその中身の進化にあるのかもしれません。

 

私達の仕事も同じことです。慣れてベテラン、熟練者になっても、中身は常に進化しておくことが必要なのです。

 

「慣れ」の上に「創意工夫」、その上にさらなる「挑戦」、そして「熟練」というように幾つもの層が積み上げられてこそ、長年愛され続ける商品やサービスが生まれてくるのだと思います。

 

まるでミルフィーユのように美味しそうな層を積み上げることができたら、変わらずお客様にも喜んでいただけるのだと、つくづく思います。何年やっているかよりも、どれだけ中身を工夫していくかがフィットネス職人としての勝負です。

 

最初の1段目は、まずは情熱、2段目は行動、そこから慣れるまで続けること、そして、そして・・・・・みなさんの個性が詰まった

美味しそうな「フィットネスミルフィーユ」がスモールジムというお店からどんどん出来上がっていくといいですね。