こんにちは!理事の神谷です。
気が付けば今日は10月最終日。今年も残すところあと2ヶ月です。
やれることをやり切って、良い2022年につなげていきたいところです。
さて、転倒に関するお話です。
「転倒」と聞くと、皆さんはどのようなことを連想されますか?
・高齢になると起こりやすい
・けがをする
・痛い!
・寝たきりの要因のひとつ
・体力低下のせいだ!
などなど、やはりイメージは低体力またはご高齢の方で起こるイメージかもしれません。
確かに高齢者になれば体力的な低下も起こり、それに伴って易転倒性があがっていきます。
すでに「転倒予防」という言葉が啓蒙され始めて20年以上が経過しています。
転んでしまうと思わぬ大けがに見舞われてしまうことがあります。
・手を強くつくことによる手首の骨折、
・しりもちをつくことによる背骨の骨折、
・側方に倒れることによる肩や大腿骨の骨折
などが起こりやすく、場合によっては寝たきりへの負のスパイラルの入口にもなりえます。
転倒に至る要因には大きく3つの要因に分けられて考えられています。
1つ目は体力要因です。
つまづくことがあるとか、階段の上り下り、歩く速度、歩行継続距離、バランスなどです。
いわゆる私たちが得意とする体力的要因の部分ですね。
2つ目は疾病要因です。
姿勢の崩れ、関節の変形、視力、張力、認知機能、心・精神、服薬量や種類などがそれにあたります。
3つ目は環境要因です。
家の中の明るさ、散らかり具合、屋内、屋外にある段差、階段、自宅の立地条件、天候等があります。
こうやって見ると、身体と環境のコントロールは予防のために重要で、身体管理を中心に指導するスモールジムは、予防に大きな貢献が出来そうです。
予防するには弱らせないこと。
弱らせないようにするには、スモールジムに通っていただくこと。
この予防サイクルをしっかりと回して、「転ばぬ先の杖」として地域に役立つ私たちでありたいと思います。