こんにちは。理事の才木です。
ここ数日で急に寒さが増してきましたね。みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
先日は定休日の前夜ということもあって、仕事を終えた後、スタッフと一緒に近くの居酒屋さんに立ち寄りました。
最近見つけたお店ですが、こんな近くに美味しいもつ鍋や焼き鳥を食べさせてくれるところがあったなんて、まったく知りませんでした。
しかも、なぜ知ったかというと、目的の店に行ったらすでに営業は終了しており、仕方なく、空腹を満たすためにごく近の店に飛び込んだのがきっかけでした。
閉店間際に入ったにもかかわらず、店の御主人の優しい応対と美味しい食事、しかもアルコールは一切注文しないというお店側にとっては「あまり面白くない客」なのに、快く熱いお茶を出してくれたことで、対応も味も両方グッドだったので、それから時々通うようになりました。常連のはしくれになったような気分です。
同じ店を構える人間としては、どうしても店側の接客態度やプロ度合いをついつい見てしまいます。
そこに価格がマッチしているとほとんど言うことはありませんし、多少古くてもさほど気にならないものです。
流れているBGM の選曲も心地よいし、交わす言葉も「過ぎず、足らず」くらいでちょうどいい感じです。
私達の仕事も同じことがいえると思います。お客様との信頼関係を保つために、親しくなりすぎるのは…過、よそよそしく機械的になるのは、不足… この関係の按配は大事です。
つかず離れずの心地よい距離感を保ちながらお客様と接していくことも大事な店舗経営には必要だと思います。
too muchな接待やサービス、逆に無愛想、ぶしつけな接待やサービスに偏らず、お客様に満足してもらうためには、やはり、
「中庸の大切さ」を心得ておかなくてはならないと思います。
まさに「過ぎたるは猶及ばざるが如し」というように、度が過ぎるのは、足りないものと同じくらい良くないということです。
しかも、人間いつどんな時にその中庸を崩してしまうかわかりません。
ちょっとした気のゆるみがお客様の足を遠ざけてしまうことにもなりかねません。
ずっと通いたくなる店であるためには、大事な「中庸」をいつも心に置いてくことだと改めて思いました。