誰しも一度や二度はなにかにくじけそうになったり、心が折れて迷いそうになったりした経験があると思います。
がんばっているけど、なかなか結果につながらない、自分だけが遅れをとっていると感じたりしたことは、物心ついた時から少なからず
経験することだと思います。
そんな貴重な経験から実践的に学び、さらに出会いや本によって学び「自分」という人間が形作られていくのだと思います。
同じ環境で育ってもその後の人との出会いや経験が違えば、考え方も行動にも明らかに違いがでてきます。この環境が人生に大きな影響を与えているのは明白なことです。
先日、特定非営利活動法人「Learning for All」代表の李さんの事をテレビ朝日の報道ステーションで知りました。。
日本の子どもたちの7人に1人が貧困状態にあるという現実は、教育格差や環境格差が作りだしているといわれています。
その「子供の貧困」の連鎖を食い止めるために子供支援の「LFA」を立ち上げ活動されています。
一人では変えることはできないけれど、みんなの力で変えることができると信じて活動していると話されているのを聞き、ここにもハチドリの精神があるのだと思いました。
このように若い世代の人が未来像を語る時、熱い情熱と冷静な思考で行動しているというのが伝わってきます。
人は生きた年数で学びが多いとは限らないと思うときがあります。いい大人になっても社会生活に不適切な考えや行動をしている人がいます。おじいさんやおばあさんになったら「善き人」にいきなり変わるものではないということを、最近のニュースを見ているとつくづく感じてしまいます。見た目で老人は善人で弱者だと錯覚しがちですが、三つ子の魂百までと言われるように、自分が変わろうとしない限りは年齢は関係なく、なかなか変われないものです。
変われるタイミングはある一点だと思います。その1点は人によって違うかもしれませんが、李さんの言葉を借りると、「今がんばっていることをやめてしまったら、張り詰めた糸が切れて、一生何もかもがうまくいかなくなってしまう、底なし沼に落ちていって、ずっと絶望してしまうんじゃないか、と思ったんですね。だから踏ん張って、目の前でやるべきことややりたいことは妥協せずやり続けました。・・・・・・・この時に感じたやるせなさや怒りが、今でも自分を突き動かす大きな原動力になっています。」です。
ターニングポイントを見逃さず、熱い情熱と冷静な思考で行動できる人が、未来の可能性を広げていくのだと強く感じました。