皆さん、こんにちは。
理事の橋本です。
このところ、立て続けに飛び込んできたニュースに少しビックリしています。
ある程度は想定していたのですが、実際、現実となると・・・・。
最初のニュースは「セブン&アイ・ホールディングスが、傘下で百貨店を運営するそごう・西武を売却」というもの。
そして、1週間ほど前には「西武ホールディングスが、プリンスホテルが保有しているホテル・レジャー施設31施設を、シンガポール政府系投資ファンドに売却」というニュース。
昭和という時代を20年程生きてきた私にとって、百貨店は栄華の象徴のような存在で憧れの場所でした。(その百貨店が、既にコンビニに買収されていたことすら知らなかった・・・・)
そして、売却されるプリンスホテルの中には、バブルの塔と言われた「苗場プリンス」も含まれています。
「Japan as No1」と言われ、世界一の経済大国になった30年前。
このところ何となく「時代は変わっていくんだろうなー」と思っていましたが、本当の意味で「一つの時代が完全に終わった」と思い知らされた2つのニュースでした。
そして、ある論語の章句を思い出しました。
「世」について述べたものです。
「世」という文字は「十」という文字を3つ重ねたもので出来上がっていると。
「十」が3つで30年。
この30年というものが、世の中を変える単位であり「人が自分の子供に何かを継がせる期間である」と記されています。
この30年=「一世」というのだそうです。
30年ほど前を思い返して見ると、国全体がもっともっと豊かにと、ただひたすらに「お金とモノを追い求めた時代」であったような気がします。
また、昨日より今日、今日より明日という中で「自分(個)よりも全体を優先」し「ただただ大きく」して行くことだけを目指していたような気がします。
そして、30年後の現在。
モノは溢れ、食べ物にも困らない時代へと成熟しました。
「全体から個へ」
「モノから情緒へ」
「お金から想いへ」
「(中途半端な)大から小へ」
これからは、あの頃とは逆の、こんな方向に時流が向かうような気がしてなりません。
改めて、これらキーワードと完全に一致していると思えるスモールジム。
これからも確信を持って、このビジネスに邁進していこうと思います。