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ジム経営も「川下り」から「山登り」

20代の方にキャリア形成について

相談されるときに

私が話すことがあるのは

 

「川下り型」から「山登り型」の

キャリア形成についてです。

 

 

例えば20代は「川下り型」で

流れにある程度

身を任せながら

 

その時任された仕事を懸命にやり

(必死でオールを漕いで転覆しないように!)

 

自分のできることを多くしたり

自分の得意なもの好きなものを

試行錯誤する時期として

 

それほど難しく考えずに

全力で目の前の仕事、役割を

全うすることを考えるのが

いいのではないか。

 

 

そして30代は「山登り型」で

ある程度勝負してみたい分野や役割を定めて

 

山頂である目標を見据えて

必要な努力を積み重ねていく。

 

 

そのように「川下り型」から

「山登り型」に段々移行していくのも

ありかもね、なんて話をすることがあります。

 

 

メジャーリーガーの

大谷翔平選手のように

 

高校生の時から

8球団にドラフト1位される」ために

必要な要素体づくり、コントロールなど8項目

 

それらの目標とやるべきことを

詳細に書けるような人は

 

目標である「登る山」が明確で

達成方法の「登り方」も

学生時代から既にイメージできていますが

 

多くの人は「登る山」も「登り方」も

明確でない状態でしょう。

 

ですので「川下り型」で

様々な能力を高めたり

 

偶然の出会いから

自分の未知の興味を引き出す機会を

増やすことはとても有意義だと思います。

 

 

これはジム経営においても

共通しているでしょう。

 

ジム開業時はある程度やることは決めるでしょうが

想定外のことも起こります。

 

例えば・・・

・想定していたより10歳以上年上の方が多い

 

・引き締め目的の人が多いと思ったら、腰痛改善目的が多い

 

・障害を持つ方から運動できるか問合せがあった

 

・折り込みチラシで集客できると思ったら

 顧客獲得単価が想定の2倍になってしまった

 

などなど。

 

そういった想定外のことがあっても

「川下り型」でまずは全力で取り組んでみることを

オススメします。

 

先ほどの例のようなことが起こったら・・・

10歳以上上の方のために

 トレーニングのプログラミングを考え直す

 

・腰痛改善の方法を学び直す

 

・障害を持っている方の指導をしている

トレーナーの方に教えを請う

 

・折り込みチラシの予算の半分を

 WEB集客に配分してみる などなど

 

 

トレーナーとしては

「専門外だからやりません」と

すぐ対応するのでなく

 

自分でできることを広げる良い機会に

していくといいでしょう。

 

集客で想定外のことが起こっても

「どんな場所、状況でも集客できるように

なるための能力をつけるチャンスだ!」

と捉えて

 

馴染みの薄かった集客方法の

学びを深め、トライしてみる。

 

そんなジム経営の「川下り」をしていく中で

 

この分野、対象者、やり方で

より多くの方に貢献したい

というものが

 

ある程度見つかっていったら

「山登り」を始めていく

 

そんなふうにジム経営も

「川下り」から「山登り」の

イメージを持っておいても

いいのではないでしょうか。