皆さん、こんにちは。
理事の橋本です。
私の周りで、苦しんでいるインストラクター、コーチ、トレーナーが急増しています。
見ていて、本当に辛そうです。
このような惨状になっている要因の一つが、壊滅的な総合型クラブの現在の有り様です。
これにより「先生」と呼ばれてきた多くの人が、難民状態と化しています。
そして、苦しんでいる人の中には「新コロさえなければ・・・・」と恨み節を言っている人も時々見かけます。
私はそれを聞く度に「新コロによって、時代が少し早まっただけじゃん・・・」と心の中でつぶやいています。
① 好きなことだけをしてきた人。
② トレーナー技術、指導技術のみを追い求めてきた人。
③ 1レッスン(時間)の単価だけに拘り、常に要求ばかりしてきた人。
④ 相手の利益(共に勝つこと)を考えられない人。
⑤ 年収ベースで考えられない人。
⑥ 全体収支から考え始めない人。
難民状態にある多くの「先生」を観察すると、概ねこのような共通項があるように思います。
逆に、このような社会情勢・経済情勢であっても、大活躍しているインストラクター、コーチ、トレーナーを観察してみると、次のような共通項が浮かび上がってきます。
A) 本当の意味で先生(公務員)ではないのだから、トレーナー技術、指導技術(商品力)に磨きをかけるのと同様に、イチ社会人として当然のごとく、経営力(集客・運営・マネジメント・・・)の向上に努めている。
B) そして、ビジネス視点を常に持ち合わせ「稼げない=貢献できてない」ことを理解しているからこそ、利益を求め結果に拘っている。
C) そのためにはまず「相手を勝たせる」ことが大前提であると考えていて、相手の利益も優先している。
D) このように、物事を大局(全体)から捉える思考力が備わっている。
概ね①~⑥と逆の人たちです。
そしてこの人たち、現場指導(トレーナー技術・指導技術)においても卓越している方が多いのです。
それはきっと、視野・視点が広いことで、そこから多くの気づきや学びを得ているからなのでしょう。
柔軟かつ(対応力が)多彩です。
だからトレーナーは、専門領域のみを突き詰めて行くだけではダメだと思うのです。
突き詰めるよりも広げていく。
学ぶ分野や実践分野、そして思考を広げていく。
すると周りの人、付き合う仲間も広がりを見せて行く。
変わっていく。
結果、自分も成長して行くから、自分自身を守ることが出来るようにもなる。
それによって、大好きなこの仕事がずっと続けられる。
故に人に貢献でき、人のお役に立つ日々を送ることが出来る。
きっとこんな感じで諸々繋がっている。
私はそんな風に思っています。