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ビュッフェスタイルではない、スモールジム

 

こんにちは。理事の才木です。

 

2月は逃げの月というくらいに、アッという間に過ぎるといわれています。

 

確かに28日までなので、月末業務などはボーッとしてはいられません。

 

昨年の7月に私のスタジオ・ジムは従来の営業体制を大きく変え、また料金改定も行い、新たな形で進んでいます。

 

なかでも大きく変わったことは、予約制と回数制・時間制限です。

 

それまでは、総合型クラブのようにいつでも、好きなだけお好きにどうぞ「As you like」で、営業していました。 

As you like はカタログギフトのキャッチコピーにもなっていますね。

 

好きなように入れる、来る、帰るで、「ビュッフェスタイルのような放題」状態でした。

 

まさしく、お客様のためなら朝から晩までサービスいたします状態です。

 

しかし、数年間のコロナ禍の波を泳ぎながら、この波が引いたらまた元の状態になり、そのままではまた同じ繰り返しになって

スタジオ・ジムの質もおもてなしも、多忙と疲弊で何もかもずさんになることは見えていました。

 

今しかない、じっくり計画を練って試行錯誤しながら多くの不安を抱えながらも決行しました。

 

予想できることへの対処も含めて準備を進めていきましたが、結果現在までに至っては、引っ越しや看護などのやむを得ない理由以外はほぼ退会がありません。

 

大きく変化したことは、お客様の考え方や行動です。

 

それまでは、いつでも行けるし、自由に何本でも入れるし、ジムだってどれだけいてもかまわなかったのが、予約制・回数制・時間制限にすると1か月のスケジュールをしっかりと計画され、身体バランスを考えながらレッスンを選択し、早めの予約、キャンセルを意識的に行われるようになりました。

 

それによって、プライベートのスケジュール時間もきちんと管理されているようです。

 

私たちもお客様の動向や身体の状態・成果を把握しやすくなり、より近い関係で身体を良くするための貢献ができていると思えます。

 

さらに、有難すぎるほどのたくさんの嬉しい言葉をいただくことができています。

 

フィットネスビジネスにおいて「As you like」 は、一見、聞こえは良さそうでも実際はお客様の成果や考え方、行動にはあまり貢献できないとあらためて実感しました。

 

しかし、まだまだこれからが大事な時です。

 

勝って兜の緒を締めよ、ではありませんが、おごることなく高ぶらず、日々の使命に取り組んでいこうと思います。

 

時代は動いています。昔のやり方のままでは、何も変わらないどころか衰退しかねません。

 

この仕事のもつ本質的なものは「お客様の身体を良くしていくこと」です。

 

そこに情緒・機能的価値をあげながらお一人お一人に向き合った姿勢で成果をあげていくことが最大の目標です。

 

まさしく、スモールジムはお一人お一人に向き合った取り組みを行っています。

 

スモールジムは「お好きにどうぞ」のビュッフェスタイルではないのです。

 

今後このようなスバラシイ仕事をするスモールジムが全国に増えれば、一人でも多くの人の身体が良くなっていくでしょう。

 

それではまた来週。

 

お元気でお過ごしください。