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すぐには見えない価値と可能性に支払われるのが、会費

 

こんにちは。理事の才木です。

 

今日はジム経営をするにあたっても避けて通れない「会費」についてお話してみたいと思います。

 

私達の仕事は、一人でも多くの方の身体を良くするための一助となれるよう、専門知識や専門技術を生かして、その価値を提供しています。

 

会員になっていただくのも、継続しやすくリーズナブルに通えるように、そしてなにより信頼と安心のお約束として会員になっていただいています。

 

しかし、世の中にはまだまだ損得で会費をお支払いしようという方がいらっしゃいます。

 

今月一度も利用していないから会費を返金してくれ、だとかやっぱり入会を取り消したいといってそもそもの契約をなかったことにしたい、と無理難題を言ってくる人もいます。

 

「会員制」の理解がない、これやってもらったから支払うけど、使ってないから払わない、という損得、交換条件だけで施設利用を考えている方も多いのです。

 

公共施設の券売機で1回利用するからお金を払うような「見える見返り」に対しての代価を支払うことはあっても、すぐには見えない価値や可能性に対して代価を支払うという考えを持たない人もいるのです。

 

こちらがなんとかしてサポートしたいと望むような方も来てくださいますが、ちょっと???というような違和感を感じる方も現実来られる場合もあります。

 

たしかに、この仕事はサービス業でもありますが、人と人との信頼・関係性で成り立つ仕事でもあります。

 

損得や見返りばかりを求めている人には、なかなかすぐには目に見えない価値や可能性を伝える事は

難しいものです。

 

機能的価値だけでなく、情緒的価値を提供するには時間も必要ですし、信頼も必要です。

 

ただ、提供する側も自分達が提供する価値に自信がないと、自分たちそのものが提示している会費を高く感じてしまう恐れもあります。

 

私達が「提供する価値」と「会費というお金の価値」の重要な意味を忘れないためにも、いただく会費というものを深く受け止めて、会費がその価格よりもさらに高い価値があると感じてもらえるように日々仕事に向き合っていきたいと思うのです。

 

それではまた来週。

 

お元気でお過ごしください。