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トレ―ナーがトレーニングをやる意義

 

本日はトレーナーがトレーニングする意義を

考えてみます。

 

・指導時に適切な動きの見本を見せるため

・トレーニングの成果を自ら体現するため

・より身体について探求するきっかけのため

 

など思い浮かぶと思いますが

私が結構大切だと感じているのが

 

「メンバーさんの立場に立ち続けるため」です。

 

メンバーさんはお仕事や家庭や遊びで忙しい中

時間とお金を掛けて

(多くの人が)できればやりたくない運動を

続けていただいています。

 

そんなメンバーさんの立場に立ち続けるためには

トレーナー自らトレーニングを続けていないと

 

「なんでこんな簡単なストレッチが続けられないのだろう?」

とメンバーさんの気持ちに

寄り添えなくなるかもしれません。

 

 

またトレーナーという運動・健康指導を仕事とする人は

元々運動に興味のある人で健康な方が多いので

 

頑張らないといけない目標を設定して

少しハードなトレーニングをする状況にすることを

私はお勧めします。

 

 

そうすると仕事の合間に

運動の時間を捻出する大変さや

 

膝・腰が痛くなり

気兼ねなく外出できなくなる不安な想いに

共感できるようになるのではないでしょうか。

 

 

20~30代のトレーナーで

身体が痛みがないのは

 

適切な運動の成果でもあるでしょうが

『若さ』も少なからず

貢献しているでしょう。

 

そういったトレーナーの方は

無理めの目標を立てて

トレーニングすることをするのをお勧めします。

 

 

私がトライアスロン(水泳、自転車、ランを順番に行う競技)を

やっている理由の1つです。

 

私はフルマラソンならトレーニングしていなくても

5時間掛かるし、翌日筋肉痛になりますが)

完走できるので「無理めの目標」になりません。

 

ですからトライアスロンの中でも

10時間ほど掛かる距離長めの大会に

エントリーして

 

トレーニングを定期的に行わないと

いけない状況にしています。

 

そうしてトレーニング量を積んでいくと

姿勢や身体の動かし方が悪いと

関節に違和感が生じることがあります。

 

まさにこれがメンバーさんが

日常生活を送っているだけで

膝痛や腰痛になってしまうことの

トレーナーとしての疑似体験ができるわけです。

 

ちなみにトライアスロンは基本夏に行うので

もちろん暑さでバテますし

 

3種目の最後のランは

疲れから脚が500mlのペットボトル分しか

出ないような時もありますが・笑

 

「高齢のメンバーさんが夏に外を歩くと

 これくらいしんどく感じるんだろうな」

 

というシュミレーションになります。

 

 

そういった実際の経験と

共感力を発揮することで

 

トレーナーがメンバーさんの悩みに

寄り添うことができるように

なるのではないでしょうか。

 

 

ということで私はトライアスロンですが

どんな種類でもいいので

 

トレーナーの方こそ

メンバーさんの立場に立つために

 

トレーニングを継続せざるを得ない「無理めの目標」を

立てることをお勧めします☆彡