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情熱を向ける先はそこで合っているのか?

こんにちは!スモールジムFlare(青森県青森市)代表トレーナーの小野寺幸太郎です。

 

先日、会社員時代に一緒に働いていた方と会う機会があり、お互いの現状について10分ほど立ち話をしていました。

 

その方は今も同じ会社で働いていたのですが、会社の経営状態や悪しき習慣について問題視しているということを言った後に「僕が上に行って変えようと思ってます!」と意気揚々としていました。

 

「そうなんですね」と相槌を返しながら、心の中では「そっちかぁ…」と思ってしまいました。

 

私もそういう時期がありましたから十分わかります。ただ現実として会社は99%変わりません。

 

確かに昇進すればするほど社内での影響力は大きくなるでしょう。しかしだからと言って自分の思うことが実現できるかというとそんなことはありません。その可能性が数%上がるだけです。

 

例え社長にまで上り詰めたとしてもその上には親会社がいるでしょう。そして株主の存在もあるでしょう。

 

自分が本当にやりたいことをやる前に乗り越えなければいけないことや不条理な弊害があまりにも多過ぎるんです。

 

何よりやりたいことがあったとして、それがお客さんに喜ばれる、社会貢献になる素晴らしいものだったとしても、それを実行に移すまでに何回、何十回と会議を重ね、そして同じくらい稟議書を挙げ、その度修正しなければいけません。

 

仮にその案が通ったとしても、大抵の場合、自分が本当にやりたかった内容の3~5割は変更され、妥協案として完成します。

 

もう自分が意図していたものではないのにも関わらず結果責任を負わされる為、降格を恐れて取り下げることもしばしば。

 

しかも計画し始めて実行する頃にはもう半年以上立っているでしょう。会社の規模が大きいほど、新規案件のスケールが大きいほど遅くなります。

 

その頃にはもう機を逸していますね…。物事はタイミングが重要です。

 

そう考えると現実的に社内で影響力を持って会社を変えるというのは、JALを再生した稲盛和夫さんや、Jリーグを創設しBリーグを統一した川淵三郎さんのような超人でない限り難しいと思ってしまいます。

 

「会社を変える!」という思い自体を否定しているわけではありません。私も十分理解はできます。

 

冒頭で言った「そっちかぁ…」の意味ですが、そこまで熱烈に意気込んでいるのであれば、そのエネルギーをなぜ「自分でやる!」という方向に持っていかないのか?と今は考えてしまいます。

 

自分が決定者となれば、当たり前ですが全ては自分の思い通りです(笑)やろうと思えば1秒後にできます。思い描いていた内容は100%そのまま実行できます。

 

その代わりすべて自分に跳ね返ってきます。会社の中での結果責任、とは訳が違います。

 

逆に言えば、自分が正しいことを全力でやりさえすれば必ず良い結果になります。因果応報100%です。

 

会社を変えようという気概があるのであれば、その情熱の放出先を「独立起業」に向けてみることを考えてみてはいかがでしょうか?

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。それではまた。

 

 

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