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スモールジムは「フィットネス」とは一線を画す

こんにちは。青森市スモールジムFlare代表トレーナーの小野寺幸太郎です。

 

先週は「フィットネスクラブの倒産件数が過去最高」という話に触れました。今週も関連する話をしたいと思います。

 

コロナ渦にフィットネスクラブからはお客さんが離れ、アフターコロナとなり業界では回復基調だと言っていますが数字を見る限り、売上減を経費大幅削減でカバーし利益を捻り出しているような状況ですね。

 

この経費大幅削減の中には、人件費をはじめとした各種サービスの削減があります。どうあれ会社を存続させているという意味では経営としては優秀なのかもしれませんが、人の幸せという観点で見た場合甚だ疑問です…。そして何とか持ちこたえるのも限界…ということなのでしょう。

 

コロナ渦以降「健康」という考え方はさらに重要視されています。痛みやコリ、各種疾患の予防、認知症になりたくない、家族に迷惑をかけたくない、いつまでも元気でいたい。こういった考え方や必要性、価値観というのは間違いなく人々の中で大きくなっているはずです。

 

それを裏付けるようにヘルスケア業界(線引きは難しいですが)の市場規模は確実に、そして近年急速に拡大しているのも明らかです。

 

それなのになぜ「健康」を謳っているはずのフィットネス業界は凋落しているのか?

 

理由はシンプルで「求められているものを提供できていないから」です。

 

まず私たちのスモールジム事業はフィットネス業界ではありません。市場からしたら同じかもしれませんが、そこは明確に線を引いています。

 

試しに「フィットネス」と画像検索してみると以下です。

 

 

いかがでしょう?何か思うところはありますでしょうか?

 

因みにトップに出てきた画像を順に並べただけですが、これを見て本当に運動を必要としている人たちはどう感じるでしょうか?

 

恐らく「私が行くところじゃない…」と感じるはずです。既に洗練されたスタイルの女性が、タンクトップで、バーベルを担いで筋トレをしているのですから。

 

この広告や画像を見て、魅力的だと、私が行くところだと感じる人は既に運動玄人やさらに綺麗になりたい人、美やスタイルなどビジュアルに興味が強い方でしょう。

 

フィットネスという言葉はスタイリッシュ、ボディメイク、ダイエットのことを指すのでしょう。もうこれはファッションの領域です。

 

健康と言いながら健康を提供できていないということです。

 

だから「本当に健康を必要としている人」はそもそも来ないか、時間軸の中で必要性を感じなくなります。そして残るのは運動好き、筋トレ好き、スタジオ好きの人です。

 

その人達でさえも、度重なる値上げやアメニティの削減廃止、人件費をカットしサービスは低下させているのに、物販や有料プログラムは強く勧めるという誠意のない姿勢に呆れています。

 

フィットネス市場に関わらず多くの市場で消費は二極化しています。安価で利便性の高い24時間型低価格ジム。もしくは相応の金額はするけど手厚いサポートをしてくれる小型のジム。

 

もちろんフィットネス各社もあれこれと頑張ってます。それは24時間化、無人化をしてみたり、一方で高額なパーソナルトレーニングを販売したり。

 

しかしそこに信念も無ければ思いもない。あるのは予算です。さらに二番煎じばかりだから全て中途半端な結果で終わります。

 

繰り返しますがスモールジムはフィットネスとは一線を画しています。だからコロナ真っ只中から今に至るまで出店し続けています。

 

毎度の問いですが、このままそこで働き続けて人生は良くなるのでしょうか?

 

現場の問題に頭を悩ませ、利益を追求され、苦情クレーム対応をしながらギリギリ笑顔でいられる給与をもらい続けるか。

 

それとも力を付け踏み出し自分の人生を歩むか。

 

皆さんはどちらでしょうか?

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。それではまた。

 

 

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