こんにちは!青森市スモールジムFlare代表トレーナーの小野寺幸太郎です。
先日、会社員時代に同じフィットネスクラブでインストラクターとして勤務されていた方から「自分のスタジオをオープンさせました!」と報告を頂きました。
その方は私が支配人時代に業務委託のインストラクターさんとして契約していた方です。会員さんからはもちろん、スタッフからも周囲のインストラクターさんからも慕われていて、一回り以上年下であろう私にも謙虚に丁寧に接してくださる、人間的にも尊敬できる方でした。
中でも覚えているのが、当時会社の指示で業務委託インストラクターの報酬を実質減額しなければならず、当然それを対面でお一人ずつに伝えなければいけなかったのですが、ほとんどのインストラクターさんが不機嫌になったり、感情的になったりする中でその方だけが「支配人も大変ですよね?大丈夫ですよ。私も頑張りますから!」と言ってくださいました。こちらの勝手な都合で報酬を減額されるのにも関わらず。
私の方が早々に会社に早々に見切りをつけ(というか見切られ)辞めてしまったのですが、その後も心配で時折気にはしておりましたが、この度ご自分のスタジオをオープンされるとのことで自分のことのように嬉しいですね!
誤解を恐れずにいうと、このままではスタジオインストラクターの今後は無いと思っています。なぜならフィットネス業界自体の未来が無いからです。
スタジオインストラクターに限ったことではありませんが、自分が稼ぐ場を他に依存している状態では自衛のしようがありません。
いくら集客できて、いくら人気があって、レッスン本数も多く、フィーも良かったとしてもそれはそのクラブ内のことでしかありません。
クラブ内で集客し、クラブ内で稼いでいるのですから、そのクラブの経営自体が危うくなり、もし無くなってしまえば終わりです。そして業務委託である以上運営会社の決定には従わなければなりません。
そういうこともあるからいくつか掛け持ちをしているのでしょうが、依存の場を増やしているだけです。
表向きは華々しく見えるでしょうが、全てをクラブに依存している為、立場は弱く、稼ぎの土台も脆弱です。
今フィットネスクラブは過去最高の倒産件数を更新してますし、それでも利益を捻りだす為、軒並みスタジオレッスンの本数を減らしていますから、明らかに以前より稼げなくなっているはずです。
だからこそ冒頭で紹介したインストラクターさんは意を決して、自分を「場」をつくったのだと思います。誰にも依存せず自分の力で稼ぐために。
当然これはフィットネス企業で働く社員も同じです。そこに居る限り、恐らくどうやったって自分の人生は良くなりません。
会社は変わるはずだ!いえ、新型コロナという大変革の波が来たにも関わらず以前と同じことをやっているのですからもう変わることは無いでしょう。
じゃあ自分が社長になって変える!熱量は素晴らしいですがこれも無理でしょう。会社で昇り詰めるのは、従順かつ周りに取り入るのが上手な人です。親会社がいるなら、社長になってもその親会社の言いなりになるだけです。
役職が上がっても多少給料が増えるだけで、精神的肉体的な束縛は強くなります。
たった一回の人生がそれでいいのでしょうか?すべてを他人に依存し、疲弊しながら給料をもらうのが幸せな人生だと言えますか?
自分で稼ぐ力を身に付けて、何にも依存しない自分の場を持つこと。
会社員=安定という考え方はとうに崩れ去ってます。それは安定ではなく縛られているだけです。
自分の人生をやりましょう!
最後まで読んで頂きありがとうございます。それではまた。