こんにちは。
スモールジム住吉東京(東京都江東区)代表トレーナーの濱田です。
先般の日経新聞には「医療費削減なお薬価頼み」と題して、医療費削減に向けた政府の取り組みについて記されていました。おこには4兆円もの医療費削減案として4つの基本方針を目指すとありました。
①市販薬とほぼ同じ薬(OTC類似薬)を保険の対象外にする。
②高齢者でも資産のある人は多めに負担してもらう。(応能負担)
③電子カルテを普及させて医療を効率化
④医療・介護を成長産業として発展させる
勉強不足で知らなかったのですが、記事によるとこれまでの社会報償費の削減方法としては「薬の値段を下げる」事で、実際過去数年間で何千億円という支出を減らしてきたという事です。
「薬の値段が下がれば医療費全体が減る」
「医療費が減れば国の支出も減る」
という構図です。しかし当然ながら製薬会社からは反発がありここにきて薬価頼みの削減方法も限界を迎えているという事でした。
その為、高齢者への支払い額の変更といった保険制度の見直しや、医療現場における電子カルテの普及といった策が出ている様ですが、正直パッとしないなと感じたのは私だけでしょうか。唯一伸びしろを感じるのは④医療・介護の発展という部分ですが、具体策がないのが現実です。
ここには私たちが取り組んでいる「予防の普及」や「健康寿命」といったワードは出てきていません。政策として掲げるには成果が可視化しずらい所ですし、何より時間を要します。またこれにより恩恵をうける団体や大企業といったものがないため、支持(票)を得るにも得策とはいえません。しかし記事にもあるように政府側にも限界が来ているのはいうまでもありません。その負担は我々国民にのしかかってきます。
私たちがやっている事は目の前のメンバーさんを健康にするというとても小さな草の根活動です。しかしその先には日本の医療費削減という大きな山火事を消す!という強い原動力があります。理念に賛同して下さる方はぜひスモールジムまでお問い合わせ下さい。
それでは、明日のスモールジムブログもどうぞお楽しみに!
