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「資格」や「実績」は強みになるのか?

こんにちは!青森市スモールジムフレアー代表の小野寺幸太郎です。

 

先週は青森市内でも急にピラティススタジオが多くなってきたということを書きました。

 

Instagramなどで広告を目にする機会が増えたのも偶然ではないと思います。ピラティスそのものに対してどうこう言うつもりは全くないですし、体験したこともあるので良いものであるのも知っていますが、だとしてもちょっと過剰に流行しているような気がします(笑)

 

勉強という意味も含めて「どういう打ち出し方をしているんだろう?」といくつかHPを見てみました。

 

「マシンピラティスができる市内唯一のジム」

 

「認定国際資格を所有したインストラクターが常駐」

 

「最高品質のピラティスマシンを〇台完備」

 

先週も書きましたが、こういったことが強みだと認識しているのであれば、恐らくあっという間に淘汰されてしまいます。

 

他社にピラティスマシンを導入されてしまえば「数少ない」は消えてしまうし。

 

「認定資格を所有」しているインストラクターも大勢いるでしょう。(ほぼ全員?)

 

「最高品質」かどうかもお客様は正直わかりません。

 

どれも資金とちょっとした労力さえあれば手にできるものですし代替可能です。

 

そんなことをするよりは、例えば「こんなことでお悩みではないですか?」と多くの人が困っていそうな身体の不を複数挙げて「それはピラティスで解決できます」と書く。

 

そしてどんな人にお勧めなのか?マシンで行うことの分かり易いメリット、インストラクターの実績や資格よりも人柄や動画などで親近感を持ってもらえそうなコンテンツを作る。

 

さらに体験してもらったお客様の、正直で心がこもったレビューを20件くらい用意したほうがよほど来てもらいやすいし、続けていくことで強みに繋がってくると思います。

 

ハードを強みにする時代はもう終わりました。

 

提供しているサービス自体が特殊で真似できないものでない限り、最新、有資格、専門知識、最高品質などは時間軸の中ですぐに淘汰されます。そういったこと一時的で代替可能なことを強みとして打ち出していることが逆に弱点になりそうです…。

 

スモールジムだって「少人数制」「個別指導」自体は、やろうと思えばすぐに真似できます。

 

しかしそこには「人」の価値がプラスされています。最初はスモールジムのシステムに魅力を感じて来たかもしれませんが、1年後には「元気をもらえる場所」「○○トレーナーの人柄が…」「○○さんだから続けている」という理由に変わってきます。

 

関係性こそが最強の強みです。提供するトレーナーが誠意を持ってメンバーさんに貢献し続ける限り、それは極めて独自性の高いサービスになり、メンバーさんにとっても唯一無二となります。

 

知識や技術、実績が不要だと言っているわけではありません。ただし人間性、真っ当な理念と確固たる信念がなく、我欲のまま商売をしてもいずれ淘汰される可能性は高いと思います。

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。それではまた。